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美しい農村景観や環境を維持し、癒しの提供による交流の推進

長野県上田市 農業法人 株式会社 信州せいしゅん村

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日々の写真館

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事業概要

 交流を進めるには、美しい農村景観や環境の維持が必要であるとの認識のもと、荒廃農地の解消・再生を積極的に取り組んでおり、荒れた桑園の復畑に希望者を募り、「せいしゅん村開拓団」を結成し、開墾し蕎麦を育て、そば道場も開催。食の風物詩「寒さらし蕎麦」の商品化で蕎麦焼酎を製造特許申請するなど、商品開発・販売に繋げている。移住希望者にはふるさと回帰予備校を開講し、農業や農村の現状等の本音から、移住の手順や準備、体験談や失敗談、地域との付き合い方等を詳しく手ほどきを行っている。

「ほっとステイ」参加者へのアンケート調査結果から「癒され感」の数値化を計り、農村体験には「癒され感」を向上させる効果があることを実証。この癒し効果を「農村セラピー」と呼び、アンケート数値は『生き方満足度』なので、この数値を『セラッチ』と呼称し、ネット上で体験のビフォーアフターを計測できるシステムを立ち上げ、『セラッチ』を活用して更なる農村振興を図ることを目指し、農村セラピー協会の設立を行った。

「ほっとステイ」には海外からの訪問者数も増加しており『国際青少年交流農村・宣言』を行った。

海外からの受入れ。2016年は2.322人のホームステイ受入。
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主力商品・イベント

【ほっとすてい】農村のありのまま=その日その日の暮らしの中に365日、いつでも受入ています。事前にやる内容は決まっていません(やらせはナシ)。雨が降れば雨が降ったことに合わせてやる体験内容になります⇒ミステリーデイステイですね。

 見ず知らずの土地に来て、見ず知らずの家に上がり込み、見ず知らずの人と一日過ごす。この体験は掛け替えのない体験となり”積極的に動かなければならない”を自覚出来るでしょう。

『積極的になれば道が開ける』ことを更に身に着けて素晴らしい人生を過ごしましょう、と訴えている。

フランスからもやって来て、周辺散策を楽しんでいます。
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活動背景

 信州せいしゅん村は地域住民が運営主体となり、行政からの財政的な支援を受けずに『前例のないことを独創的に』と様々なアイデアで農村と都市の交流事業を展開。
 
モットーは【共に野山を遊び、祭りに加わり、大地を耕す】で、常に来た人と一緒になって遊び働き、50・100年後の農村の中山間地農村の存続を願って、都市住民の方々に来てもらうことで成り立つ『サービス提供型農村』を目指して活動を開始してきた。

メンバーがスタッフとなって案内し、受入家庭が日々の暮らしの中で受け入れています。
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ポイント・効果

 長野県の【信州ブランドアワード】の大賞を受賞しました。
表彰理由には下記の様に書かれています。

【ありのままの農村の暮らしを知ってもらうことをコンセプトに、この10年でおよそ6万人の国内外の学生に日本・信州・武石の農村、文化を体験してもらった実績があり、その誘客システムはビジネスモデル特許も取得するなど事業としての「志向性」の高さが特に評価されました。

 また、村の多くの農家が取り組みに賛同し、生きがいとして受け入れに協力している「地域性」、マスメディア・SNS・活動の公募、商談会など多方面での積極的な「情報伝達性」、モットーでもある「前例のないことを独創的に」に沿ったブレのない「表現性」、国の「6次産業化の認定」を受け、今後の農村エリア再生事業への「継続・発展性」と、全ての指標で高い評価を得て大賞に選定されました。】

農業活性化活動を行っている私達信州せいしゅん村が【信州ブランド】です。長野県も先見性が有ります。
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活動規模

【国内の日帰り農村生活体験受入】
2002年   1,557人
2003年  2,415人
2004年 3,452人
2005年 5,703人
2006年   6,936人
2007年 7,253人
以下、受入地域が8か所に拡大。
その合計
2013年【10,500人】
2014年【15,435人】
2015年【19,846人】
2016年【18,691人】

海外の受入れはすべてホームステイで
旅館業法の許可取得しています。
【海外HS受入】
信州せいしゅん村の受入れ
●2005年 初 16人
●2006年    22人
 ・ 
●2013年 1.897人
●2014年 1,339人
●2015年 1,885人
●2016年 2,322人

冬のニュースポーツ【スノービーボール】です。コート内に小学4年から75歳位が一緒にプレー出来ます。
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地域資源

 水と空気が旨いと云われる綺麗で美しい村。子等が嬉々として目を輝かせ跳ねまわり、経験を楽しく語る村人の大きな笑い声が響き、憧れの農ある暮らしに惹かれ訪れる人や、日本の原風景と呼ばれる農村を守ろうとする人があふれている。
 
兎に角、有名観光地もなく、風光明媚な風景もない、ただの田舎です。
でもやる気だけはある人が沢山いる村で、この様に考えています。

1.農村体験をしたい人を手を広げて歓迎し
2.来た人と共に農作業や散策や伝統文化を楽しみ学び、 
3.それが評価される事で村人に更に活力が生まれ、
4.手入れの行き届いた田畑や山林に甦り、 
5.自然と共に生きる暮らしに価値観が生まれ、
6.都市にない田舎暮らしの良さが見直され、  
7.農村での癒され感を求める人が増え、
8.村の農産物や飲食・工芸の提供が行われ、 
9. インフラや自然環境の良さに惹かれ移住。
10.収入を得られることで若者も定住し、 
11.子育てが地域社会に溶け込んで行われ、
12.村人が気軽な挨拶を交わし、 
13 .心豊かに暮らす村、を作りたい。


村は安全・安心な”水遊び”の最適場所です。
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今後の展開

 このところ地域力低下に歯止めが利かなくなり、先ごろの“自治センターだより”には、【人口は 合併当時 4173 人だったものが10年間で 550 人減り、高齢化率が 28.8%から 34.4%になった】と 告げられております。このまま推移すれば一体どうなるのか、心配してしまいます 。

 この過疎化傾向を受け、私たちは暮らしやすい村、地域の後継者:若者が居住して子育てを安 心してできる村、村に住んで収入が得られる村を早く取り戻さないと、体力が無くなり歳を重ねる者 にとっては行き先を案じて安心して暮らしていくことが出来ません。

 そこで、少子高齢化により地域を維持管理する担い手が少なくなり、地域の周辺環境が病んできているので、【社会貢献ワーク体験】の受け入れを実施して、都市農村交流事業と位置づけ、協力し合って農村を維持していきたい。

ただの田舎が苦戦しています。継続したいいい村です。
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困難だったこと

 周りをみてください。10 年後、20 年後、30 年後はどうなっているのでしょうか? 今、田畑で作 業している人が元気で立っているのでしょうか。 誰が仕事していますか? 隣組はどうなっている のでしょうか。 隣の家に人が住んでいますか? 後継者はどこに住んでいるのでしょうか? この まま推移すれば恐ろしいことになります。

 私たち農村は世界情勢からみても、TPP をはじめとする大きな経済活動の潮流に身を委ねるし かなく、過疎化に歯止めのかからない農村は活性化から更に遠のき、安心した暮らしが営むことが出来なくなります。

 民間思考で民間事業なので行政に提案しに行ったらどこでも”前例がない”と云われ、断られた。そこで自分たちで事業展開してきたが、今度は旅行エージェントさんから”前例がない”と云われ、相手にされなかった。

目的地は一緒でも右の道を歩く人と左の道を歩く人が居ます。どうしますか?
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基本情報

■名称 :

美しい農村景観や環境を維持し、癒しの提供による交流の推進

■住所 :

長野県上田市下武石1026-2

■TEL :

0268-85-3939

■管理団体 :

農業法人 株式会社 信州せいしゅん村

■代表者名 :

■WEBサイト :

www.murada.com

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