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「海」 「潮風」 「塩」の3つをキーワードに 「島まるごとブランド化」

島根県隠岐郡海士町 株式会社ふるさと海士

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事業概要

・キンニャモニャ事業部
人(交流)、モノ(地域資源)、金(外貨獲得)、情報(ネットワーク)を集中させることで、需要と意欲を誘発させ、農林水産業と観光業を組み合わせた交流事業を展開するため、外航船(フェリー・高速艇)と内航船が発着する菱浦港に「承久海道キンニャモニャセンター」を開設。
ターミナルと一体化し、待合機能と農林水産物の直売機能を兼ね備えた情報発信・交流施設で、島内での地産地消と交流人口の拡大による地域活性化の場となっている。
・CAS事業部
海士町では、白いか等の新鮮な魚介類が採れるが、離島であるが故に、市場に着くまで に時間と費用がかかり、商品価値が落ちてしまう。このハンディを克服するため、CAS(Cell s Alive System:磁場を用いて細胞を振動させたまま凍結し、細胞組織を破壊することなく 解凍後も鮮度を保つことが出来る凍結技術 を導入した農林水産物加工施設の整備を行った )。
これにより、付加価値を付けて、旬の味と鮮度を保ったまま東京などの大消費地に出荷が可 能となった。また、この施設では、特産品の白いか、いわがき春香 、真鯛などの水産加工と いわがきごはん、さざえごはん、 などの農産加工が行われており、官民を挙げて 自ら販路開拓を進めている。

・塩事業(海士御塩司所)
竹を利用した濃縮法による海水からの塩づくりが終戦前後まで続いていた。離島の良さ を活かすため、格好の商品である天然塩づくりに本格的に取り組み、商品化と技術の伝承を 目指し 「海士御塩司所」を建設「海士乃塩」という名でパッケージし、梅干や近海で採れた真いかを使った塩辛等の加工品など、自社製加工商品づくりにも積極的に取り組む。
こうした取組により、伝統文化、食文化の復活(伝統製法・自然食品・加工品)及び女 性や高齢者を中心とした島内地域のコミュニティの再生も図られており、本物の味で島国らしい商品開発を行っている。

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主力商品・イベント

主力商品
・CAS商品(白イカ、いわがき春香等)
・海士乃塩

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活動背景

離島という特殊事情から過疎・少子高齢化が進行、今では人口約2,300人に減少し、子供の 出生数はわずか15人前後となっている。
また、離島がゆえに合併も困難であり、国の財政支 援は削減の一途を辿り、雇用情勢も徐々に悪化するなど、地域の産業や経済の脆弱化が顕著 に現れていた。
しかしながら、このような厳しい状況の中でも、島ならではの地域資源の活用が不可欠との認識に立ち、自立の道を探ってきた。
いかにして「外貨の獲得 (=島外からの資金の流入)をするかに重点をおき、サザエカレーの開発や岩がき「春香」を中心とした商品開発を行ってきた。
そうした中、官民の垣根を取り払い、農林水産物を核とした産業 の活力と雇用の創出を図るため 平成17年 その母体となる官民共同による第3セクター 株式会社ふるさと海士が設立された。

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ポイント・効果

自然環境と地域資源を活かし 「海」 「潮風」 「塩」の3つをキーワードに 「島まるごとブランド化」するという究極のふるさと振興を実現するためには、第一次産業の再生がポイントだった。
農産物については、島内で流通しなかった地元野菜等を、直売所の設置により、生産者に示しながら販売する形態を整えた。そのことで、地産地消の動きを明確に示すことが出来、消費者の意識も高まった。
また、生産者グループを設立し、生産意欲の向上や、 高齢者の生きがいづくりにも繋げた。水産物については、主力商品の白いか、いわがき等の 販路の広がりにより若手漁師等の生産者所得の安定化とともに生産意欲が向上した。
また、U・Iターン者を中心に雇用の場の創出や、地域の住民等を多数パートとして雇い、地域の定 住対策等に大きく貢献している。

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活動規模

農水産物直売所関連施設※塩含む
CAS
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地域資源

水産物
白いか いわがき 春香 サザエ 真鯛等 CAS凍結システムにより鮮度の維持、流通コストの削減による漁業者所得向上。

海水から塩づくり
清浄海域から作り出された天然塩「海士乃塩 。」

地域農産物
あまり流通の無かった島内で直売所の設置。家庭菜園から野菜生産・農産加 工品販売へ結びつけた。
地域高齢者の労働力・技術力

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今後の展開

 離島という特殊事情から、依然として極端な少子高齢化、第一次産業の後継者不足といった深刻な問題を抱え、非常に厳しい現状にあるが、官民の垣根を取り払い、島ならではの 地域資源を活用した産業振興を積極的に展開していく。
 CAS事業部においては、新たな商品開発に力を注ぐ他、行政機関との連携強化により、試食会・商談会等積極的に展開し販路拡大を図る。
現在、海外輸出の準備も進めている。また、塩事業部においては、食の原点を追及しながら、海士の塩からの特産品づくりを目指している。
 キンニャモニャ事業部では、農産物直売所を中心に地産地消の動きを明確にし、地場産品の消費拡大を図る。また、島の玄関口フェリーターミナル内施設の機能を十分発揮させ、特産品を全国に情報発信させていく。町再生の切り札として地域振興を目的として設立された「株式会社ふるさと海士」は、市場原理やこれまで取り組んできたまちづくりのノウハウとを連動させながら、高い志をもって産業の活力と雇用の創出を推進していくこととしている。
そして、この取組が町内の産業や地域へ様々な連鎖となり、真の自立に繋がることを期待している。

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困難だったこと

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基本情報

■名称 :

「海」 「潮風」 「塩」の3つをキーワードに 「島まるごとブランド化」

■住所 :

島根県隠岐郡海士町福井1365-5

■TEL :

08514-2-1105

■管理団体 :

株式会社ふるさと海士

■代表者名 :

■WEBサイト :

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