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市民参加型の鳥獣被害対策 ~ニホンジカ捕獲応援隊~

岩手県遠野市 遠野市鳥獣被害対策実施隊

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事業概要

 ニホンジカ捕獲応援隊とは、農家が中心となって狩猟免許が無くても、わなの見回りや再設置などの捕獲の補助的業務を担うことができる取り組みです。
 遠野市では鳥獣被害対策の実践的活動を担う鳥獣被害対策実施隊が、市内各町10班体制で編成されています。ニホンジカ捕獲応援隊は、鳥獣被害対策実施隊のわな免許を有している方の指示のもと、共同でのわなの設置や、見回り活動を行っております。
 市からは、各班の班長を通じて捕獲に使用するくくりわなを1人1基貸し出しており、応援隊員の自宅周辺や自身の保有する農地に限って活動を展開させております。
 設置したくくりわなにニホンジカが捕獲された場合、狩猟免許を有している方へ連絡し、止め刺しをお願いする形となります。

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主力商品・イベント

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活動背景

 遠野市では平成20年頃から、ニホンジカによる農作物被害が増加し、平成25年度の農作物被害は、約1億6千万円に及びました。
 拡大するニホンジカの農作物被害対策として、農地への電気牧柵の設置や猟友会による捕獲活動などの取組が始まりましたが、被害拡大が続いたことから、平成24年には新たに遠野市鳥獣被害対策実施隊が編成され、有害捕獲活動の強化が行われました。しかし、実施隊員の平均年齢が高く、増員も見込めないことから、設置したわなの見回り労力や捕獲した個体の処理の負担が大きくなり、捕獲活動の停滞が懸念されました。一方、農家では拡大するニホンジカの被害に対して電気牧柵の延長で対応しており、維持管理の労力が年々増加することから、シカの捕獲強化を求める声が高まっていました。
 そこで、農家が中心となって狩猟免許が無くても、わなの見回りや再設置などの捕獲の補助的業務を担うことができる、ニホンジカ捕獲応援隊の設立に至りました。

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ポイント・効果

 鳥獣被害対策実施隊員の負担を減らすことができ、また農家としても、免許を取得せずに自身の所有する農地を守ることが可能となりました。その結果、捕獲頭数は年々増加し、平成24年度に実施隊だけの活動では332頭の捕獲だった有害捕獲頭数は、平成29年度には1,264頭と約4倍まで捕獲数が増加しております。
 さらに応援隊の取組を進める中、指導役となる実施隊員のわなの設置技術が向上したほか、応援隊の取組を通じて狩猟に興味を持っていただき、自ら免許を取得し実施隊として活動の幅を広げる隊員が現れ、減少傾向だった実施隊員も年を重ねることに増員することとなりました。

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活動規模

鳥獣被害対策実施隊 87名
二ホンジカ捕獲応援隊 135名
(H30.4月現在)

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地域資源

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今後の展開

 遠野市内では昨年イノシシの目撃報告があり、新たな獣種への対応が必要となっていると考えています。
 また、引き続き地域ぐるみによる捕獲体制の推進ということで、ニホンジカ捕獲応援隊、実施隊、関係機関の力を合わせ今後も継続していきたいと思います。

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困難だったこと

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基本情報

■名称 :

市民参加型の鳥獣被害対策 ~ニホンジカ捕獲応援隊~

■住所 :

岩手県遠野市中央通り9-1 遠野市役所本庁舎

■TEL :

0198-62-2111

■管理団体 :

遠野市鳥獣被害対策実施隊

■代表者名 :

■WEBサイト :

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