両合棚田
大分県 SCROLLムラの営みを見守る
小さな石橋のある棚田
大分県宇佐市院内町南部の余谷に位置する両合棚田は、小平と滝貞両集落の間を流れる滝貞川沿いに広がる約150枚の棚田で、標高約300~350mの人里離れたところにあります。この地域での耕作の歴史は古く、室町時代の正平5年(1350年)に始まり、江戸時代の末期には現状に見る石積みの棚田ができたと考えられています。用水は主に滝貞川を利用している。
棚田内の滝貞川には小さなアーチ状の石橋である「両合川橋」が架かっており、棚田や人々の営みの中にひっそりと佇む石橋の景観は、どこか懐かしい日本の原風景を思い出させ、多くの写真家を魅了しています。
地域で取り組まれている保全活動
Related articles宇佐・国東半島の「世界農業遺産」認定を契機に、両合棚田を守る会、地域づくり団体、行政で両合棚田再生協議会を結成、棚田再生プロジェクトを開始。立命館アジア太平洋大学や地元小学校との田植え・稲刈り、椎茸の駒打ち体験、空き家を活用した集会所「むっからや」整備、棚田米の販売、観光などに取り組んでいます。
周辺情報
Related articles国道387号線沿いにある円錐型の山の景観が南米ペルーのマチュピチュに似ており「宇佐のマチュピチュ」として注目され、展望所には多くの観光客が訪れる。また、院内町は「石橋のまち」といわれ、79 基もの石橋が現存。宇佐市安心院町では安心院ぶどう・ワインやグリーンツーリズムが楽しめる。
棚田カード配布場所:両合棚田コミュニティハウス「むっからや」、両合棚田芳名簿置場内、院内余温泉、両合棚田再生協議会(宇佐市役所観光・ブランド課内)
5月~6月 代かき
6月 田植え体験
10月 稲刈り体験
11月 主格感謝祭
2月~3月 椎茸駒打ち体験
道の駅「いんない」
売店のゆずソフトが絶品!レストランでは名物の宇佐からあげやどじょう料理が好評。館内では特別天然記念物オオサンショウウオも間近で見られる。
お問い合わせ先:0978-42-5539
いんない余温泉
露天風呂もある棚田最寄りの温泉。
お問い合わせ先:0978-42-7048
岳切渓谷(たっきりけいこく)
清流の沢歩きが楽しめ、春から秋口はキャンプやコテージでの宿泊もできます。
アクセス情報
Access information東九州自動車道安心院IC から約25分・宇佐IC から約35分、大分自動車道「玖珠IC」から約40分 駐車場:有(数台分) トイレ:有 ※道幅が狭いため、大型バスでのアクセスはできません。